レフリーレポート「大分県ジュニアラグビー秋季交流大会を振り返って」
今回の大分県ジュニアラグビー秋季新人交流大会は、9月に行われた大分県内交流試合以来の久しぶりの交流試合であり、来年8月実施予定の九州ジュニア大会出場に向けて、現時点の県内におけるチーム力を試す格好の機会である。参加チームはぶんごヤングラガーズ、臼杵ラグビースクール、合同チーム(玖珠・別府・日田・中津)、大分ラグビースクールの4チームであった。9月の交流試合では3チームの参加であったが、合同チームから臼杵ラグビースクールが単独で参加することになったため、計4チームになった。試合内容では4チームとも力は拮抗しており、アタック・ディフェンスともに激しく、素晴らしいプレーを随所に見ることができたが、もちろんであるが仕上がりというにはまだまだの状況にあるだろう。おそらく、チーム力が仕上がっているどうこうより、プレーヤーや関係者は、「今、ラグビーがやれる」ということに大きな喜びを感じているほうが多いはずである。この大会を運営に携われたスタッフ皆さんには本当に感謝してもしきれない。さて、今回の大会には大分県ラグビー協会のレフリー委員会の家近賀壽夫さんに試合前にチームの帯同レフリーに対して今年度のレフリングの指針を説明してもらった。わかりやすく紙面で説明してもらい、あまりレフリングの指導を受けられていない状況(特に私…)にある帯同レフリーにとってありがたい時間であった。休日を返上してまでも県内ラグビーの向上のため、グランドに足を運んでいただいた家近さんはじめ、大分県ラグビー協会の関係者の方々にも感謝してもしきれない。今回のレポートは感謝で始まり感謝で終わってしまったが、ミニ・ジュニアラグビーがこのコロナ渦の中、プレーヤーと関係者ががっちりスクラムを組み発展していって欲しいと願うばかりである。
文:中務欽章(大分ラグビースクール 帯同レフリー)
※写真上(左から藤田さん、中務さん、箱田さん)
写真中(箱田さん)
写真下(藤田さん、中務さん)